言語種別 | 日本語 |
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発行・発表の年月 | 2006/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 『うつほ物語』の服喪表現についての考察―袖君と実忠の北の方の服喪をめぐって― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『中古文学』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (77),20-28 |
概要 | 『うつほ物語』「国譲・上」~「国譲・中」巻には、主要登場人物の源実忠の父が亡くなり、妻子が喪に服す場面がある。先行論では、平安時代の物語に描かれた服喪表現は死者と残された人々との人間関係を表しているとされているが、当該場面の服喪表現は、死者との関係のみならず、生きている登場人物同士の微妙な心情を照らし出しており、『うつほ物語』独自の表現方法となっていることを、史料の分析から明らかにした。 |