言語種別 | 日本語 |
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発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 新体操の沿革と1980年代ブルガリア作品が現代へ付与したもの
―採点規則と舞踊に焦点をあてて― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 比較舞踊研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 比較舞踊学会 |
巻・号・頁 | 29,15-24 |
総ページ数 | 10 |
担当区分 | 筆頭著者 |
原著者 | 山本里佳 |
概要 | 新体操は舞踊を基礎として発展した経緯を持つが、「1973年度版新体操規則集」(以下73年度版規則)には「民族上にも舞踊上(古典的舞踊・近代的舞踏[ママ]*など)にも基礎を求めてはならない」(財団法人日本体操協会, 1973 : 20)という文章が存在する。この採点規則のもとでブルガリアはあえて1980年代の作品構成に舞踊要素(民族舞踊、モダンダンスなど)を導入し自国のアイデンティティを付加するという挑戦をした。結果、ブルガリアは2022年現在まで数多くの実績を残している。そこで、本発表では新体操の沿革と採点規則発行までの経緯を調査し、73年度版規則に舞踊の基礎が禁止とされた理由を明らかにする。さらにブルガリアが舞踊の基礎が禁止されたのにも関わらず、意図的に民族舞踊を作品に導入した理由とその後の新体操に付与した具体的影響を考察する。 |