言語種別 | 日本語 |
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発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 民族舞踊の導入による新体操の芸術性:
《世界新体操選手権大会ブルガリア団体クラブ優勝作品》の構成 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 比較舞踊研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 28,21-31 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 山本里佳 |
原著者 | 山本里佳 |
概要 | 1989年、ブルガリアはソフィア地方の《ラドミル村民族舞踊》を取り入れた団体クラブ作品によって第14回世界新体操選手権大会で優勝している。そこで本稿では、民族舞踊により当該作品が芸術的に深化された方法を明らかにすることを目的に、1989年ブルガリア国営放送VTRの映像分析、民族舞踊と新体操の文献研究、作品創作者・民族舞踊・新体操研究者への聞き取り調査を実施した。
分析の結果、当該作品には482年間に及ぶオスマン帝国の支配から解放までのブルガリアの歴史と民族のアイデンティティがひと流れの芸術作品としてのまとまりを持っていることが示されており、構成の芸術性の深化は新体操要素が内包されながらも民族舞踊要素が主軸となることによって創出されていることが明確となった。 |