言語種別 | 日本語 |
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発行・発表の年月 | 2022/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | スタートアップのエマージェント・メソッドに関する考察
-起業メソッドの概念とエフェクチュエーション理論を中心に- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 工業経営研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 工業経営研究学会 |
巻・号・頁 | 36(2),1-14 |
総ページ数 | 14 |
概要 | 現在、スタートアップに対する注目度が特に高まっている。アメリカ、中国をはじめ、インド、インドネシアなどの新興国においても、続々と生まれるスタートアップが国の経済成長をけん引している状況が見受けられる。特に、アメリカ、中国は多数のスタートアップの中から、ユニコーン、デカコーンと呼ばれるような巨大未上場企業が誕生している。このようなスタートアップを続々と生み出すためには、起業を志す人財を増やし(パイを広げる)、起業しやすい制度環境を整備し(敷居を下げる)、実際に起業する(背中を押す)ことが求められる。特に、起業に踏み出すための起業手法の確立、普及は欠かせないものである。
本稿では、今までの創業支援などで主流であったビジネスプランの作成とプランの実行という合理的で厳密な事前の事業計画を重視する起業手法ではなく、創発的な起業手法として注目を集めているエフェクチュエーション理論の概念と事例について考察することで、スタートアップにとって創発的な手法であるエマージェント・メソッドが重要であることを指摘する。 |